イカ料理と言うと刺身、煮つけ、ポッポ焼き・・
イカは墨も美味しいですね!
イカの墨は料理に使えますが、タコの墨は料理に不向きです。
その理由は墨の量が違うからです。
タコの一匹から取れる墨の量は少なく、取り出すのが困難で手間が掛かります。
またタコは漁獲中にほとんど墨を吐き出してしまいます。
一方イカの墨は一匹から入手できる量が多く、簡単に取り出せます。
イカは水揚げしても墨が残っています。
コウイカのように大きな墨袋を持っている種もいます。
タコの墨は粘り気が弱く、水に溶けやすいので、敵から逃げる時に煙幕のように広がります。
「外敵の視界を遮り、煙に巻いて逃げる」のが以前の説。
「タコの墨は天敵ウツボの臭覚を麻痺させる成分があり、タコがどこへ逃げたかわからなくする」が今の説です。
その為毒があるのではと言われてきましたが、人間が食べる分には問題がありません。
イカの墨は粘り気が強くドロドロで、水に溶けにくいので、紡錘形にまとまり
敵の目を自分の分身に引き付けて逃げます。分身の術です。
絵具やインクの墨として使われてきたセピア色はコウイカの意味。
イカ墨は粘度が高いのでパスタなどに絡みやすく、タコ墨より料理に適します。
実はタコ墨の方がうまみ成分と言われるアスパラギン酸やグルタミン酸が多く含まれています。
タコ墨は取れる量が少ないので、もしパスタを作るなら1皿10,000円になります。
10.000円ならイカ墨パスタ10皿食べますよね!
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