クラゲに刺されると大変なことになり痛い思いをします。。
クシクラゲとは
一方で刺さないクラゲもいます。ウリクラゲです。ウリクラゲは有櫛動物(ゆうしつどうぶつ)の仲間でクラゲ類(刺胞動物)とは別のグループの生物です。有櫛動物は別名クシクラゲ類とも呼ばれ、体の表面の周囲を放射状に取り巻いている光るクシ(櫛)が8列あることが特徴です。クシクラゲ類は英語でもcomb jelly(クシのクラゲ)ですから面白いですね。
クシクラゲ類とクラゲ類の違い
一般的なクラゲ類は刺胞動物と呼ばれ人を刺す毒針を持っていますが、クシクラゲ類は光るクシをもっています。
クラゲ類(刺胞動物)は漂泳性(クラゲ型)と付着性(ポリプ型)という生活様式の異なる2つの型を持つのに対し、有櫛動物は全てクラゲ型で雌雄同体です。
クラゲ類は体形が傘型ですが、クシクラゲは球型、楕円型で小型の小型でほとんど10センチ以下です。
またクラゲ類もクシクラゲ類も体に色素がなくほぼ無色透明。組織のほとんどが水分からできている点はクラゲ類と同様です
クシクラゲ類は光って見える
ウリクラゲはクシ(櫛板列)を順々に波打つように動かして移動することができます。この列がネオンサインのように虹色に光って見えますが、これは発光ではなく、構造色による光の反射です。光が反射する角度の違いのより様々な色に見えまるで虹の様です。とても神秘的なクシクラゲです。
オワンクラゲのような発光するクラゲではありません。