クリガニ 春が旬のカニ

Crustaceans

通常カニの旬の時期は寒い季節の冬が一般的ですが、

クリガニの旬の時期は3月~5月の春の時期です。

今クリガニがスーパーで販売されています。

市場では近縁種のトゲクリガニと区別せず単にクリガニとして扱われることが多いようです。

食材という面でも食味や大きさなどからもクリガニと同じと考えていいと思います。

クリガニの甲羅はほぼ五角形で、クリの様な形です。

甲羅の表面にはケガニのように短い毛が付いていて

生物学的には毛ガニの仲間。

クリガニは甲羅がクリの形をしている。

その大きさは400gほどなので、毛カニと比べると大きなカニではありません。

毛ガニと比べるとまずいと言う人がいます。

カ二類は死んでしまうと腐り始め、時間が経つと異臭も生じてまずくなります。

それで生きているもの、動きがいいもの、

甲羅の色が茶色っぽいものを選ぶといいと思います。

クリガニを茹でる時は沸騰したお湯で茹でること。

水の状態からカニを入れてしまうと水にクリガニの旨みが溶け出てしまいます。

水の塩分濃度は水に対して約3%~4%の量の塩を入れて調理します。

クリガニを入れる際は輪ゴムなどで足を縛り、美味しいカニミソが流れ落ちないように、

甲羅を下にしてお湯に入れるようにすると良いです。

20〜30分くらいでゆであがります。

新鮮なクリガニは濃厚な味わいで旨みが凝縮されているため、茹でるだけの調理法で十分に美味。

雌と雄では味わいが違い、雌のクリガニが人気なのは内子(体内の卵)があるからです。

またカニみそも濃厚美味しい。

クリガニは内子とカニミソが美味しい

クリガニは2種類でクリガニとトゲクリガニです。

北海道根室・オホーツク海沿岸ならクリガニ、

青森、岩手などからのものはトゲクリガニです。

トゲクリガニは北海道西岸から朝鮮半島東岸、津軽海峡、三陸沿岸、更に東京湾に分布し、

水深5~10mのアマモ場になっている砂底に生息する。近年は瀬戸内海でも獲れています。


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